メイン画面の見方
メイン画面には、受信中のスペクトル、チャンネルごとの受信の状態、流れてくる通話と生フレームが並びます。
最上段のツールバーの下に、次の欄が並びます。欄は動かしたり、閉じたり、畳んだりできます(欄の並べ替え)。
| 欄 | 初めの位置 | 内容 |
|---|---|---|
| 受信 | 上段左 | ウォーターフォールと、その下の無線機の状態 |
| チャンネル一覧 | 上段右 | チャンネルごとの監視の状態、活動、受信率、信号 |
| 通話 | 中段 | T102 の通話の始まりと終わり、コールサイン名、制御メッセージ |
| 生フレーム | 中段 | 同期した枠の行 |
| 詳細 | 最下段 | 選んだ通話の行の中身 |
| 過去ログ | 初めは閉じています(「欄 ▾」から開きます) | 記録した通話と生フレームの読み直し |
| 統計 | 初めは閉じています(「欄 ▾」から開きます) | 1 分ごとの統計のグラフ |
| 通話の履歴 | 初めは閉じています(「欄 ▾」から開きます) | 録音した通話(WAV)の一覧と再生 |
欄の並べ替え
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| 欄の境目をドラッグ | 欄の大きさを変えます |
| 見出し(タブ)をドラッグ | 欄を別の場所へ移します。ほかの欄の見出しに重ねると、タブで切り替える 1 つの置き場にまとまります。タッチで操作する端末では、見出しを 1 秒ほど押してから指を動かします(すぐに動かすと、見出しの並びのスクロールになります) |
| 見出しの × | 欄を閉じます |
| 選ばれている見出しをクリック(Enter キーか Space キーでも可) | その置き場を見出しだけの高さに畳みます。もう一度押すと戻ります |
| 「欄 ▾」 | 欄の一覧を開きます。チェックの無い欄を押すと開き直し、チェックの入った欄を押すと閉じます。「初期の配置に戻す」で、初めの並びに戻ります |
並びと畳んだ状態は、アプリを開き直しても残ります。残る先は WebView ごと(ブラウザで開いたときはブラウザごと)なので、アプリの画面とブラウザの画面では別々の並びになります。
ウォーターフォールが無線機の数だけ並んで入りきらないときは、受信の欄の中でスクロールします。
ツールバーの「生フレームの列」を切り替えると、生フレームの欄を閉じるか開き直します。詳細を閉じていても、通話の行を選ぶと、いちばん下に詳細の置き場を作って開き直します。
画面の大きさと初めの並び
マウスで操作する端末(デスクトップ版と、PC のブラウザで開いた web console)では、初めて開いたときのウィンドウの幅で初めの並びを決めます。
- 幅が 1100 px より狭いときは、受信の欄を横いっぱいに置き、その下にチャンネル一覧とログ欄を並べます。
- 幅が 640 px より狭いときは、ログ欄とチャンネル一覧を横に並べず、1 つの置き場のタブにまとめます。
- 一度並べた後は、ウィンドウの幅を変えても並べ替えません。
タッチで操作する端末(スマホやタブレットで開いた web console)では、画面の形を 4 つに分け、形ごとに初めの並びを持ちます。
| 形 | 画面の大きさ | 初めの並び |
|---|---|---|
| スマホの縦 | 幅が 640 px より狭い | 上に受信、その下にログ欄とチャンネル一覧をタブにまとめた置き場、いちばん下に詳細 |
| 横向き | 高さが 500 px より低く、幅のほうが広い | 左(6 割)に通話。同じ置き場のタブに生フレームとチャンネル一覧。右(4 割)に詳細と受信のタブ。詳細を開いておき、ウォーターフォールは受信のタブを開くと見えます |
| タブレット(折りたたみ端末を開いた状態など) | 幅が 640〜1100 px | 上段に受信(チャンネル一覧はそのタブ)、その下に通話と生フレームを 2 列、いちばん下に詳細 |
| 広い画面 | 幅が 1100 px 以上 | マウスの端末の広い画面と同じ |
並びは形ごとに別々に残ります。端末を回したり、折りたたみ端末を開いたり閉じたりして形が変わると、その形で前に使っていた並び(無ければ初めの並び)に切り替えます。形が変わらない大きさの変化と、文字を打っているあいだ(ソフトキーボードの開閉)は並べ替えません。形が変わって並べ替えると、ウォーターフォールの履歴は消えます。「初期の配置に戻す」は、今の形の並びだけを初めの並びに戻します。
ツールバー
| 表示 | 内容 |
|---|---|
| 「⚙ 設定」 | 設定画面を別のウィンドウで開きます |
| 「▶ 開始」「■ 停止」 | 受信を始めるか、止めます。止まっている間は「▶ 開始」、受信中は「■ 停止」が出ます |
| 「受信中」「停止」 | 受信の状態です |
| 「記録」 | JSONL か WAV を記録しているかどうかを「ON」「OFF」で示し、保存先フォルダを併記します |
| 「未認証: 一部伏せ字・記録なし」 | 未認証の間だけ出ます。押すと設定画面の「ライセンス」欄へ移ります |
| 「表示を一時停止」 | ログ欄の流れを止めます。記録は続きます |
| 「🔊」「🔇」と音量のスライダー | 音声の全体のミュートと音量です |
| 「音声なし」、通話中の波のチップ | 音声が届いている T102 の波です。チップを押すと、その波だけミュートを切り替えます |
| 「波ごと ▾」 | 監視している T102 の波ごとに、ミュートと音量を決めます |
| 「欄 ▾」 | 欄を閉じるか開き直すか、初期の配置に戻します。欄の並べ替えにあります |
| 「生フレームの列」 | 外すと、生フレームの欄を閉じて通話だけを並べます。受信と記録は続きます |
| 右端の「▴」「▾」 | ツールバーを畳むか、広げます |
音声の操作は、未認証の間は使えません。詳しくは音声を聞くにあります。
ツールバーを畳む
右端の「▴」を押すと、ツールバーを 1 行に畳みます。畳んだ 1 行には、「▶ 開始」「■ 停止」、受信の状態の丸(緑が受信中、黄が再接続中、灰色が停止。文字はポインターを合わせると出ます)、全体のミュートと音量だけが残ります。ウィンドウの幅が 640 px 以上あるとき(スマホの横向きなど)は、「波ごと ▾」も残ります。「▾」を押すと広げます。
畳んだかどうかは端末ごと(WebView ごと、ブラウザで開いたときはブラウザごと)に残り、設定ファイルには入りません。一度も畳んだり広げたりしていない端末では、ウィンドウの幅が 640 px より狭い(スマホの縦向き)か、タッチで操作する端末で高さが 500 px より低く横長(スマホの横向き)だと畳んだ状態で開き、それ以外は広げた状態で開きます。一度選ぶまでは、端末を回すなどしてウィンドウの大きさが変わると、それに合わせて畳むか広げます。
ウォーターフォール
無線機ごとのスペクトルを、新しい行を上にして流します。
- 色の範囲は受信レベルに自動で追従します。見出しに現在の範囲(dB)が出ます。
- 画像の上の枠は、チャンネルごとの受信帯域(6.25 kHz 幅)です。監視中のチャンネルは枠が塗られます。
- 枠をクリックすると、そのチャンネルの監視を切り替えます。
表示する範囲は次の操作で動かします。
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| 「監視範囲」 | 監視中の波が収まる範囲に寄せます。初期表示はこの範囲です |
| 「全体」 | 窓幅の全体を表示します |
| ホイール(タッチの端末では 2 本の指でピンチ) | 拡大、縮小します |
| ドラッグ | 移動します |
| ダブルクリック | 監視範囲に戻ります |
無線機
無線機ごとに、デバイス、中心周波数、窓幅、ゲイン、ppm、監視しているチャンネル(グループごとの数)を示します。ラベルの左の丸は状態を表し、受信中は緑、デバイスを開いている間は黄、エラーは赤、止まっている間は灰色です。
「受信率」は、その無線機が受けた枠のうち、同期して読めた枠の割合です(チャンネル一覧と同じ数え方)。「信号」は、監視中の波のうち、いちばん弱い波からいちばん強い波までの信号の大きさ(dB)です。
右側の 3 つの数値で、処理が受信に追いついているかを確かめられます。
| 項目 | 意味 | 色 |
|---|---|---|
| キュー | 復号待ちの受信データがたまっている割合です。4 秒ぶんで 100% になります | 50% 以上で黄、80% 以上で赤 |
| 落ち | キューがあふれて捨てた受信データの数です。捨てたぶんは復号も記録もされません | 1 以上で黄、増えている間は赤 |
| overflow | SDR 本体側で取りこぼした回数です | 1 以上で黄 |
キューが高いままのときは、復号が実時間に追いついていません。チャンネル一覧の行をクリックして、使わない波を外してください。
エラーのときは理由が出ます。「再接続」を押すと、デバイスを開き直します。
「● IQ 録音」を押すと、その無線機が受けている IQ を録音します(IQ の録音)。cu8 ファイルを再生している無線機には、再生の操作が出ます(録音ファイルの再生)。
チャンネル一覧
プリセットのチャンネルを並べ、監視しているかどうかと受信の状態を示します。グループごとに色が付きます。行をクリックすると、そのチャンネルの監視を切り替えます。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| ch | グループと、波の名前からグループを除いた残り(周波数)です。例「T102 399.11875」「T61 通話 399.06875」。グループは「T102」「T61 通話」「T61 制御」の 3 つです。マウスを載せると備考が出ます |
| 方式 | 「T102」か「T61」です |
| 周波数 | チャンネルの周波数(MHz)です |
| 無線機 | 監視している無線機のラベルです。どの無線機の受信窓にも入らない波は「窓外」と出ます |
| 活動 | 直近 3 秒に枠か通話の行が届いたとき、または T102 の通話中(通話の始まりから終わりまで)に点きます |
| 受信率 | 直近 10 秒に届いた枠のうち、同期して読めた枠の割合です。T102 は種別が読めた枠(unknown 以外)、T61 は RICH の CRC が通った枠(traffic)を数えます |
| 信号 | 雑音の床(スペクトル全体の中央値)に対する、その波の受信帯域の大きさ(dB)です。ウォーターフォールと同じスペクトルから求めた目安で、監視中の波にだけ出ます |
| 枠 | 受けた枠の数です |
| 通話 | 通話の始まりの数です。T102 の波だけに出ます |
枠が届いていないあいだは、受信率が「—」になります。
T102 の波は、通話が無いあいだも空きの枠を送り続けます。受信できていれば、枠の数は増え続け、活動も点いたままです。
T61 の制御波は、信号だけを出します。枠は復号せず、行も出さないので、活動は点かず、受信率は「—」のままです。
どの無線機の受信窓にも入らない波は薄く表示され、選べません。
ログ欄
「通話」と「生フレーム」の 2 つの欄に、新しい行を上にして流します。
- 列の見出しにある選択欄(「全ch」)でチャンネルを絞り込めます。
- 「全種別」を押すと種別の一覧が開きます。チェックが入っている種別の行だけを表示します。「すべて外す」と「すべて選択」で、まとめて切り替えられます。
- 検索の欄に語を入れると、空白で区切った語をすべて含む行だけを表示します。
- ツールバーの「表示を一時停止」で流れを止められます。記録は続きます。
- 「すべて削除」(絞り込み中は「表示中を削除」。2 回押すと実行)と、行の右端の × で、一覧から行を消せます。記録ファイルは消えません。
行の末尾は省略しません。欄より長い行は、欄の中で横にスクロールして読みます。
1 件を 1 行で出すか 2 行で出すかは、設定画面の「表示」の「ログの行」で選びます。
| 選択肢 | 動作 |
|---|---|
| 自動(狭い画面は 2 行) | ウィンドウの幅が 640 px より狭いと 2 行、それ以外は 1 行で出します。最初はこれです |
| 1 行(横にスクロール) | 1 件を 1 行で出します |
| 2 行 | 「通話」は 1 行目に時刻・種別のアイコン・ch、2 行目に要約(伏せ字の行は伏せ字の理由)を出します。「生フレーム」は 1 行目に時刻・ch・種別などの欄、2 行目に T102 の FACCH の中身(16 進。無い行は空)を出します |
「ログの行」は端末ごと(WebView ごと、ブラウザで開いたときはブラウザごと)の設定で、設定ファイルには入りません。選ぶとすぐ切り替わり、「確定して開始 →」を押す必要はありません。過去ログの欄も同じ表示になります。
通話
T102 の events.jsonl と同じ行を出します。T61 の行はありません。
| 種別 | 印 | 内容 |
|---|---|---|
call_start | 📞 | 通話の始まりです。波、発信者(名前か ID)→ 宛先、秘話の有無を出します |
call_end | ☎ | 通話の終わりです。発信者と秒数を出します |
unit_name | 🏷 | 発信者とコールサイン名を初めて結び付けた行です |
control | ⚙ | そのほかの制御メッセージです。最初は表示から外してあります |
秘話が掛かっていて鍵が分からない通話は、秘話の表示に「未知」と付きます。鍵が分からない通話は聞き取れません。
未認証の間も、call_start、call_end、unit_name の行は出ます。call_start と call_end の行では、コールサイン名と発信者・宛先の番号だけを出し、秘話の有無や秒数などのほかの値は伏せ字になります(例「移動162 → 宛先11」「通話終了 移動162」)。control の行は *** 認証すると表示されます と出ます(未認証の間の制限)。
行をクリックすると、その中身が詳細に出ます。
生フレーム
同期した枠を 1 行ずつ出します。方式によって出す内容が違います。
| 方式 | 種別 | 出す内容 |
|---|---|---|
| T102 | voice、facch、idle、unknown | 種別、SACCH の片の番号と CRC、音声の語の誤り。facch と idle は FACCH の hex を添えます |
| T61 | traffic、unknown | RICH のモードと CRC、TCH の hex、EL-CELP の合否と訂正数 |
空き枠(idle)と読めなかった枠(unknown)は流れる量が多いので、最初は表示から外してあり、表示したときも薄く出します。
各キーの意味は記録の項目にあります。
詳細
通話の欄で選んだ行を、日本語の項目名で表示します。行を選んでいないあいだは、「通話の行を選ぶと、ここに詳細が出ます」と出ます。× ボタンか Esc キーで選択を外します。項目名にポインターを合わせると、その項目の説明が出ます。
| 行 | 出る項目 |
|---|---|
call_start | 発信者、コールサイン名、ユニットタグ、宛先、暗号モード、鍵番号、鍵が既知 |
call_end | 発信者、コールサイン名、ユニットタグ、宛先、通話時間(秒)、音声語数、欠落語数、位相を補完した語数、平均訂正数、訂正不能語数、録音ファイル |
unit_name | 発信者、名前、タグ |
control | 制御チャネル、生データ |
「生のJSON」を開くと、行の全体を確認できます。項目ごとの読み方は記録の項目にあります。
過去ログ
出力フォルダに記録した通話と生フレームを、営業日を選んで読み直します。初めの並びには入っていないので、ツールバーの「欄 ▾」から開きます。
- 営業日は新しい日から並びます。ファイルの再生で書いた記録は「2026-10-26(再生)」のように別の候補になります。
- 「通話」か「生フレーム」を選び、チャンネル(最初はすべてにチェックが入っています)を絞ってから「読み込む」を押します。
- 読み込み中は読んだバイト数が出ます。「止める」で途中で止められ、そこまでに読んだ行は残ります。
- 行は時刻の新しい順に並びます。一度に持つのは 20 万行までです。そこで止まったときは「続きを読む」で残りを読みます。合わせて 20 万行を超えた分は古い行から落とし、「古い行は読み込んでいません」と出します。
- 種別と検索語での絞り込みはログ欄と同じです。通話の行を選ぶと詳細に出ます。
- 「すべて削除」と行の右端の × は、この欄の表示から行を外すだけです。記録ファイルは消えません。
- 読んだ行はこの欄の中だけに持ち、ログ欄には入りません。
統計
出力フォルダに 1 分ごとに記録した統計(<営業日>_stats.jsonl)をグラフにします。初めの並びには入っていないので、ツールバーの「欄 ▾」から開きます。
- 上のグラフは、分ごと・チャンネルごとの受信率(0〜100%)です。同じ分の同じチャンネルを 2 台で受けたときは、2 台の枠を合わせて割ります。枠が届かなかった分は線が切れます。
- 下の 2 つのグラフは、1 時間ごとの枠数と復号数(通話の行の数)です(全チャンネルの合計)。
- 範囲は「今日」「3 日」「7 日」から選びます。今日の分は 1 分ごとに読み直します。
- グラフの下の凡例は、カーソルを置いた時刻の値を出します。受信率の凡例のチャンネル名を押すと、その線を出し入れできます。
- ファイルの再生で書いた統計は使いません。範囲に統計が無いときは「この範囲の統計はまだありません」と出します。
通話の履歴
出力フォルダに録音した T102 の通話(WAV)を、営業日ごとに一覧にして再生します。初めの並びには入っていないので、ツールバーの「欄 ▾」から開きます。
- 営業日を選ぶと、その日の通話が開始時刻の新しい順に並びます。ファイルの再生で録音した分は「(再生)」付きの別の候補です。
- 1 行に、開始時刻、波、発信者、宛先、長さを出します。
- 行の ▶ を押すと再生が始まり、行の下に進み具合が出ます。この欄の見出しの「停止」で止められます。別の行を押すと、前の再生は止まります。
- 一覧は、開いたときと「更新」を押したときだけ取り直します。録音中の通話を足すには「更新」を押します。
- 通話の再生は、出力デバイスの設定にかかわらず OS の既定の出力から鳴ります。受信中の音声とは重ねて鳴ります。